モデリング実践編_実務に向いたCGモデリングの方法をお伝えします_⑤取り込んだ図面を基に壁を作成する-1

前々頁にて、
SketchUpに取り込んだ図面を基に、
を立てていき、
前頁にて、
モデリングする際のルールについて復習いたしました。

これからいよいよ、取り込んだ図面を基に、
を立てていきます。

1階平面図コピーして床の上にのせます。
ただ、図面の上をつくっているため図面隠されてしまっています
そのため、床の下にある平面図コピーして床の上に乗せます。

「選択ツール」図面選択する

「移動ツール」床の角の点選択する。

キーボードの「ctrl」を押して、「移動ツール」コピーモードに切り替える。
「ctrl」を押すと移動ツールのマークの右下+マーク表示される
移動前の平面図は元の位置に残したまま、コピーした平面図を移動させることができます。

移動させる次の点である床の角を選択する

以上の操作で、床の上図面がある状態になり、
壁の位置分かるようになります。
ここから作成していきます。
手順を作った際と同じです。

をつくっていきます。

現在のレイヤー「レイヤー0」になっていることを確認する
「デフォルトのウィンドウ」「レイヤー」「レイヤー0」の左黒丸をつけた状態

「四角形ツール」壁の端の1点「左クリック」して対角線の1点「左クリック」してをつくる

をつくったら、「選択ツール」「ダブルクリック」する
面をダブルクリックすると、それに接する線の全て選択することができます。

それに接する線の全て選択された状態(青くなった状態)で「右クリック」「グループを作成」によりグループ化する

新たにレイヤーを作成する
「デフォルトのウィンドウ」「レイヤー」「プラスマーク」を押して、新たにレイヤー作成する

新たに作成したレイヤー名前を変える
新たに作成したレイヤー「ダブルクリック」して名前を入力します。
1Fの壁を作成していくので、
「1F_壁」という名前に変えます。

グループレイヤー名をつける
「選択ツール」グループ選択した状態で「デフォルトのウィンドウ」「エンティティ情報」
「レイヤー」を変えることでグループ名前をつけることができます。
※今回は1階の壁なので先ほどつくった「1F_壁」というレイヤー名をつけます。

・作成したグループ「ダブルクリック」してグループを編集するモードに入る
グループの編集中は、編集しているグループ点線で囲っている状態になります。

「選択ツール」で選択して、選択された状態「プッシュプルツール」選択
さらに「クリック」して、高さ分の数値を入力

横方向伸ばしたい場合は、伸ばしたい面「選択ツール」選択して、選択された状態「プッシュプルツール」選択
さらに「クリック」して伸ばしたい位置の点をクリック
この操作で横方向伸ばせます。
つまり「プッシュプルツール」上下方向にも左右方向にも面を押し出せるツールなのです。

キーボードの「esc」を押すか、グループの外どこかてきとーな所クリックして、グループを編集モードから出る

以上で1つめの壁作成終わりです。

続いて次の壁つくって行きますが、
1つめの壁をつくった後は、2つめの壁作成するのは容易です。
先ほど覚えた「移動ツール」コピーモード利用することで、1つめにつくった壁複製しながらつくることができるからです。

では2つめの壁をつくっていきます。

同じ長さ厚みが他にもある場合、
「移動ツール」コピーモードを使用して複製したら終わりです。
「選択ツール」複製する壁選択

「移動ツール」選択した後にキーボードの「option」を押しコピーモードにする

複製する壁の角の点「左クリック」

複製したい先の点「左クリック」

以上終わりです。

次は、
厚み同じだけど長さ向き(角度)異なる壁つくる場合です。
先の方法複製した後角度変え長さ調節します。
「選択ツール」複製する選択

「移動ツール」選択した後にキーボードの「option」を押しコピーモードにする

複製する壁の角の点「左クリック」

複製したい先の点「左クリック」

複製した壁「選択ツール」選択

角度ツールを選択して、
回転したい方向の面の上カーソルを合わせてキーボードの「shift」を押す。
「shift」押すことで回転面が固定されます。
回転の中心となる点「左クリック」

・次に回転の中心となる辺指定するために2点目「左クリック」
先に指定した1点目中心に、1点目2点目直線基準回転させます。

基準となる直線動かしつつ壁を回転させたい位置でさらに「左クリック」
これで向き(角度)調整はできました。

回転した後に、向き(角度)正しい位置がズレていた場合、
「選択ツール」動かしたい壁選択し、「移動ツール」移動前の点「左クリック」した後に「左クリック」押すことで位置調整します。

・この時点で長さ足りなかったり長すぎたりした場合、
ダブルクリックして、グループを編集するモードに入ります。

横方向伸ばしたいので、伸ばしたい面「選択ツール」選択して、面が選択された状態「プッシュプルツール」を選択
さらに「クリック」して伸ばしたい位置の点をクリック

キーボードの「esc」を押すか、グループの外のどこかてきとーな所クリックして、グループを編集モードから出る

次の頁でも、
引き続き壁のつくり方のパターンをお伝えしていきます。

丁寧めに言葉で説明しているので大変な操作のように感じるかもしれませんが、
慣れたら時間がかからずにできる操作ばかりなので、
是非やってみてください。

また、壁などつくり方のパターン知っておけば知っておくほど
この場合にはこうしようか、
その場合にはそうした方が効率いいかな、
選択肢が増えて操作が劇的に早くなっていきますので、
是非次の頁も見ていってください。

・次の頁
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