前の頁にて、
Sketchupに取り込んだ図面を基に、
床を立てていきました。
次に壁を立てていきたい、ところなのですが
前回説明したやり方はとても重要なので一度復習を兼ねて詳しく説明したいと思います。
操作を覚えるだけでなく、なぜそうするのか、を知ることでより記憶に定着もしやすくなります。
初めは覚える内容が少ない方が定着が早いので、
数少ない操作だけでモデリングができるよう、
汎用性が高い方法にしぼりお伝えしています。
そのため、
壁の作り方も床の作り方と同じ方法でやることができます!
なのでまずは焦らず前回の復習をしていきましょう。
まず、レイヤーに関する重要な2つのルールは下記の通りです。
①現在のレイヤーは常に、必ず「レイヤー0」にしておく
②オブジェクト(SketchUpにおける線や面のこと)のレイヤーは全て「レイヤー0」にして、
グループのみに「1F_床」や「1F_壁」のように個別のレイヤー名をつける
以上のシンプルなルールを習慣化することにより、
・グループについてるレイヤーと、グループの中のオブジェクトについてるレイヤーが一致しない、レイヤーがごちゃごちゃになる
・レイヤーがしっかり分けられていない
という状況を完全に防ぐことができます。
①のルールのつよみは、
・操作を行うごとに現在のレイヤーを設定する必要がなくなる
現在のレイヤーの意味は、次に描く面や線などのオブジェクトをどのレイヤーに入れるか、モノです指示するためのものです。
現在のレイヤーを「レイヤー0」に常に設定しておくことで、これから描く線や面などのオブジェクトを自動的に「レイヤー0」に入れておくことができます。
「レイヤー0」は「デフォルトのレイヤー」とも呼ばれる特別なレイヤーですこし理解しづらいですが、
上記の方法で行えば「レイヤー0」については特に考えずとも作業ができます。
↓
つまりまとめていうと、「現在のレイヤー」や「デフォルトのレイヤー(レイヤー0)という煩雑な設定をないものとして考えることができます!
考えなくてはならない要素が少ない方が習得が早く、ミスが減ることになります。
②のルールのつよみは、
「デフォルトのレイヤー(レイヤー0)」は今後操作や編集したりしないため、ないものとして扱うことができます。
そのため、グループにつけているレイヤーとオブジェクト(線や面など)につけているレイヤーが揃わなくなる、という事態が起きなくなります。
そして、前の頁で紹介したやり方を習慣づけることで、
上記の①②のルールを自然と守りつつ、モデリングを行うことができます。
次の頁から、
壁をつくっていく作業を行なっていきます。
床と壁、そして屋根をつくることができるようになればほとんどの建築はつくれるようになるので、
是非次の頁も見ていってください。
・次の頁
「モデリング実践編実務に向いたCGモデリングの方法をお伝えします⑤取り込んだ図面を基に壁を作成する-1」
・前の頁
「モデリング実践編_実務に向いたCGモデリングの方法をお伝えします_③取り込んだ図面を基に床を作成する」
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